※まあ、本当は意外と重要な問題だったりするよね
(続きはこちら)
このエントリーを通じてコメント欄とか、ブログとかでいろいろと勉強させていただきました。
それはどれも「なるほどそういうことか」と納得のいくもので、とっても参考になりました。本当にありがたいことです。どうもありがとうございました。
その中でも特に、NOV1975さんの話が興味深かったです。
□保証しません、は建前 - novtan別館
僕の前いた現場でも「WinXPSP2でIE6.0SP2以外は保証しません。」的なことはやっていた。銀行とかお役所みたいなところは、悪質なクレーマー対策的な面もあって、また、コンプライアンスというものが厳しく適用されるせいで、「保証しないけど多分動くよ」なんてことは口が裂けても言えないのでした。
こういうのにいちいち対応するわけにもいかないのです。不便を強いるのはわかってもいるんだけどね。決して仕事をしていないわけではありません。管理できない対象を管理しないだけのことなのです。
なるほど。そういうこともあるというわけですね。
特に、銀行とか、お役所とかで、高度な個人情報を扱ったり、ICカードなんかを使ったりする際には、ちょっとしたトラブルが重大な問題に発展することもあるのでしょうから、非常に慎重になるというのも理解できる話ではあります。だから、IE6なサイトが今でもあるわけですね。
では、次に、なぜ、IE6なのかということを自分なりに考えてみました。
とはいっても、それは、結局はIE6が一番普及しているからだということになるでしょうが、今回はもう少し丁寧にこの点を考えてみることにします。
日本の場合、インターネットが一般に認知されるようになったのは、1995年頃だといわれています。Windows95や、阪神・淡路大震災があった年ですね。ですから、ほとんどの人というのは、第一次ブラウザ戦争というもの(IEとNetscapeが争ったやつね)を知らないはずです。
※その頃にはもうIEの勝利が決まっていたようなものですからね
ただ、一般に認知されるようになったということと普及しはじめたということは同じではないのであって、その頃にネットをしていた人というのは、今とは違って、情報に敏感なギークが中心だったのではないかと私は理解しています。
そういう意味ではその時点も(今回の問題を分析する上で)また違うのであって、一般の人がネットを使うという観点から見てみると、次のようになるのではないかと思います。
日本のインターネット人口が1,000万人を突破したのは98年2月で、それが急激に伸びたのは2000〜2001年頃だとインターネット白書には書いてあります。このことから推定すると、日本において、インターネットが(一般の人にも)普及しはじめたのは、だいたい、2001年以降だということになるのではないかと思います。
2001年というと、IE6、Windows XPが公開された年ですね。
つまり、商用ベースではなく、個人ベースを考えると、Window XP、そして、それに(違法に)バンドルされたIE6が、日本のユーザーのインターネットの普及とともに存在したネット用のデバイスだったということができるのではないかと思います。
□OS調査2008年1月 株式会社ハマ企画
※上記の論説が正しいかどうかは別として実際にこういう調査もある
だから、IE6は日本のネットユーザーにとって特別なブラウザとだったということができるのかもしれませんね。
でも、だからといって、それに合わせた(多数に合わせた)サイト作りがジャスティスだ、しょうがないことなのだというのは問題が別であって、それは非常によろしくないことだと思います。
それは(私がIE嫌いということを考慮しても)、非常に危険なことであると思われます。
まあ、その理由は色々あるのですが、根本的には、MSはネットの入り口であるブラウザを自社でコントロールしようとしており、その(企業)姿勢がいただけないということにつきると思います。その点に関しては、Opera社も去年文句を出しましたよね。
だいたい、Web準拠を無視して、独自路線に突っ走り、JScript、VBScript、ActiveXなどIE以外は使えないような独自仕様を積極的に使っていこうとしているという話をしただけで、それは今の時代どうなのかと考えてしまいますよね。
それで、それがきちっとバグもなしに、セキュリティーホールも完璧であれば、それはそれでいいのかもしれませんが、あの実績を見ているととてもそうは思えないわけで、とても任せておけないよねというのが普通の感想だと思います。
まあ、それがイヤなら他のエンジンを積んだOperaやFirefoxなどのブラウザを使えばいいという意見もあることかと思います。実際、それは一理あるところであって、このブログを見てくれるようなギークな方も、そう考え、そうしているのではないかなと思っています。
ただ、これが、重要なタスクにおいてそれらブラウザを弾くということになると他人事では済まなくなってくるわけで、文句が出てくるということになります。
極端な話、例えば、このまま放っておいて、どこかみたいに常時ActiveXオンでなければ、ブラウジングもままならないというのでは非常に困るわけです(セキュリティー的な意味で)。
何故に、IEとともに心中をしなければならないのか。頼んでもないのに。それを避けているのに。
だから、保証してください。
それは、単に他のブラウザのユーザーがちょっと便利になるといった類の(軽い)話ではなくって、セキュリティーに関する問題、さらにもっと誇張していえば日本のインターネット戦略の問題なのです。
もしかすると、これから先、クレーマーにとやかく言われるのがイヤだとかいった不都合より、もっと重要な問題が生じるのかもしれませんよ。
まあ、せめて、セキュリティー的にボロボロなIE6を薦めるのことだけはやめてください。
誰も得をしません。情報の価値を重視しているならばそう思うはずです。
※というか、VistaってIE7標準じゃなかったっけ?Vistaの人はどうするつもりなの?
おまけ
この記事を書くにあたって晒しあげようと思って、いろいろなところを調べてみたんだけど(私はチキンだから結局やめたんだけどね(笑))、各社対応は様々だよね。意外にも、大手私企業でもIE7に対応したのは最近だったということを知ってちょっとびっくりです。
また、FirefoxやOperaの対応はしていないのに、いまだにNetscapeの対応だけはしているっていうところもかなりありました。
でも、それってどうなのよ。もうNetscapeは開発終了しているよ。
今は、第三次ブラウザ戦争真っ最中だよ。
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